愛犬が突然『くしゅん』とくしゃみをする事がありますよね。これは“気持ちの切り替え”“落ち着かせ”“ちくしょー”と言っているなど、カーミングシグナルだと聞いた事があるのですが、この動作に病気は潜んでいないのが調べてまとめてみました。
まず、犬はくしゃみでコミュニケーションを取る場合もあるそうです。
*「カーミングシグナル」… これは相手に対して本能的な行動や仕草で、カーミング(落ち着かせる)シグナル(合図)を送ること。 犬自身が緊張や興奮を落ち着かせるためにカーミングシグナルのひとつとして、くしゃみをすることがあるようです。
犬のくしゃみは何のために起きるのか
くしゃみは肺から鼻や口へと勢いよく出すことで、鼻の中にある刺激物(異物や病原体)を排除する役割があるそうです。鼻の粘膜には、くしゃみを引き起こすセンサーがあり、このセンサーが刺激され、よってくしゃみが誘発されるとの事。
ワンコのくしゃみの原因
犬のくしゃみの原因には正常な反応によるものから病気によるものまであります。原因は次のようなものがあります。
- 生理的な反応によるもの
くしゃみは身体に全く問題がないにも関わらず生じる事があります。例えば、寒い時に冷たい空気を吸うと時。これは冷たい空気によって鼻の粘膜が刺激される為と言われています。また、犬は被毛が鼻の中に入ってしまって、それにより誘発される事もあります。その他原因は不明ですが、まぶしい光を見たときにもくしゃみが湯される事もあるそうで、人間と一緒ですね。これらはいずれも生理的な反応によるものですので、心配は不要との事。
- 異物により引き起こされるもの
鼻の中にに異物が侵入した場合は、異物によって鼻の粘膜が刺激されくしゃみが起こるそうです。原因となる異物は多岐にわたるそうですが、毛や埃などがたまたま鼻の中に入り、くしゃみによって取り除かれた場合には、生理的なものと言えるそうです。異物の大きさや形によってはきちんと排出されない場合もあるそうで、その場合、絶えず絶えず鼻の粘膜が刺激されるため持続的にくしゃみの症状がみられるそうです。絶えず繰り返すくしゃみがいきなり起こった場合は異物が侵入するようなエピソードがなかったか思い返してみましょう。
- 感染症、がん、アレルギーによるもの
鼻水の原因となる疾患のほとんどはくしゃみの原因にもなるそうです。具体的には感染症(細菌・ウイルス・真菌・寄生虫)、アレルギー、癌、口腔疾患(歯根膿瘍など)が鼻まで波及した場合などがあるそうで、我が家の愛犬も、咳き込みやくしゃみの原因を探るために、まずはハウスダストをなくす為にこまめな清掃(エアコンの風も含め)、アロマの中止、乾燥を防止するためウイルスがなるべく繁殖しない加湿器などの使用、お散歩時の咳やくしゃみの様子の観察など取り組んでいきました。
逆くしゃみとは?
通常のくしゃみとは別に“逆くしゃみ”と呼ばれる症状もあります。逆くしゃみはくしゃみとは異なり空気を吐くのではなく空気を吸い込む事で発症する事が特徴のようで、原因はハッキリとわかっていないそうです。小型犬に多く見られる症状は、興奮しているとき、水を飲んだあとに見られる事が多く、我が家の愛犬もよくでる症状です。はじめは驚き、病気や原因を探してはましたがこれといった原因は掴めないままです。通常逆くしゃみは数秒程度で落ちついて来ますが、生涯にわたって逆くしゃみの症状とお付き合いする可能性が高いとされており、我が家も良くみられる症状と付き合っています。時に納まりがが遅く心配になりますが、なるべく興奮させないように取り組んでいます。
まとめ
今回はくしゃみについてまとめてみました。大切なポイントは、
- くしゃみが一時的なものか、持続的なものか
- 鼻水などの他の症状も強くみられるものはないか
それらを確認し、持続的に症状がみられる場合には動物病院へ、ご相談しましょう。
コメント