猫が下痢をしたらどうする?すぐにできる対処法と注意点

愛猫が突然下痢をすると、飼い主としてはとても心配ですよね。「病院へ行くべき?それとも様子見でいいの?」と迷う方も多いはず。この記事では、猫が下痢をしたときの正しい対処法と、見落としがちな注意点をまとめました。

まず確認したい3つのポイント

下痢を見つけたら、以下の点をチェックしましょう

下痢の頻度と様子
 ・1回だけ?数時間ごとに続いている?
 ・水様便か、柔らかい便か?血液や粘液はある?
 →軽度の場合は自宅での様子見でもOKですが、頻度が高い・異物混じり・血便などは要注意です。

猫の元気や食欲の有無
 ・普段通り食べているか、遊んでいるか?
 →食欲不振やぐったりしている場合は、早めに動物病院へ。

下痢以外の症状の有無
 ・嘔吐、発熱、震えなどを伴う場合は、感染症や腸閉塞のリスクも。

自宅でできる初期対処法

軽度の下痢で元気がある場合、以下を試してみましょう

1. 食事の一時中断(半日~1日)
消化器官を休めるために、絶食させるのが鉄則です(※水はしっかり与える)。
特に脂っこい食事やおやつはNG。絶食後は、低脂肪の療法食や鶏むね肉・白米のおかゆなどで徐々に戻します。

2. 水分補給をしっかり
脱水は命に関わります。飲水量が減っている場合は、スプーンで少量ずつ与える、ウェットフードを使うなど工夫を。スポーツドリンクや牛乳はNG。

3. 環境を整える
引っ越し・掃除機音・来客など、猫はストレスで下痢を起こすことも。静かな場所でゆっくり休ませましょう。

すぐに病院へ連れて行くべきケース

・24時間以上下痢が続く
・血便・黒い便・激しい嘔吐
・子猫や高齢猫の下痢
・トイレ以外の場所で粗相するなどの行動変化

これらの症状は自己判断せず、すぐに受診を。特に子猫や老猫は脱水になりやすく、命の危険もあります。

市販薬は使っていいの?

人間用の下痢止めやサプリメントは、猫にはかえって逆効果になることがあります。必ず獣医師の指示を仰ぎましょう。

まとめ
猫の下痢は一時的なこともあれば、重大な病気のサインであることも。焦らず冷静に観察し、必要に応じて早めに動物病院を受診することが大切です。