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「家族がいない…」犬や猫は“別れ”をどう感じている?新生活シーズンに考えたいペットの心

新生活が始ま理、進学や就職、引っ越しなどで家族の生活環境が大きく変わる中、「ペットは家族の不在をどう感じているのか?」について考えてみたことはありますか?

犬は「いない」ことを受け止められる動物?

犬は群れで生きる動物。仲間とのつながりを大切にする性質から、家族の不在に強く反応することがあります。たとえば、ドアの前でずっと待ち続けたり、普段入らない場所まで探し回ったりすることも。中には、元気がなくなったり、鳴き続ける子もいるようです。

特に飼い主や仲の良い家族が急にいなくなった場合、「どこに行ったの?」「帰ってくる?」と不安になって探し回る様子が見られるのは、まさに群れを大事にする犬らしい行動です。

猫も変化に敏感。見えないストレスに注意を

「猫は単独行動の動物だから気にしないでしょ」と思われがちですが、実はそうとも言い切れません。人との絆が深い猫や、他のペットと強い関係を築いていた猫は、相手の不在をしっかり感じ取ります。

特に子猫が里子に出されたあとに、母猫が戸棚や靴の中を探し回るなど、行動の変化が現れるケースも報告されています。

猫の場合、以下のような行動がサインになることも
- トイレの失敗
- 毛づくろいが増える
- いつもいる場所に隠れる

環境の変化による生活リズムのズレも、ストレスの一因になります。

ペットの心のケア、どうすればいい?

ペットが「いない」という状況に適応するには時間が必要です。急に明るく振る舞わせようとするのではなく、安心できる空間やいつも通りの生活を続けることが心の支えになります。

もし行動の変化が長く続く場合は、獣医師やペットの行動診療専門家に相談してみるのも一つの手です。

まとめ

春は出会いと別れの季節。家を離れていた方がゴールデンウィークで帰省するなら、ぜひ愛犬・愛猫との時間を大切に。たっぷり撫でて、話しかけて、家族がそろった安心感をペットにも感じさせてあげましょう。