寒い日が続いています。
暑さに弱い犬にとっては、このくらいの陽気の方が
過ごしやすいのかもしれません。
散歩に出ると、わんこは口を開けて
「ハァハァ」舌を出して呼吸をしている姿を見せます。
犬の皮膚には汗腺がないので、体温調節を口を開けて呼吸することで行います。
肉球には汗腺があるのですがあまり発汗することにはつながらないようです。
我が家のわんこも口を開けて呼吸することが多くありますが
舌にある黒い斑点が目立ちます。
この黒いあざのようなものです。
これは、「舌斑(ぜっぱん)」と言われるもので
人間で言うところのいわば蒙古班のようなもの心配ないそうです。
舌斑のあるなしについては諸説ありますが、
縄文時代に渡来した犬には舌斑があり、
弥生時代に渡来した犬にはないといいますから、
その真偽はともかくとして、古い血筋を引いている証拠なのでしょう。
遺伝によって舌斑のあるなしが決まってくるようです。
通常、西洋犬より日本犬の方が多く見られ
アイヌ犬や甲斐犬などに見られることが多いそうです。
また、ゴールデンレトリバーやジャーマンシェパードにも見られるそうです。
初めて見た時には、正直驚きましたし、心配になったりしましたが
舌斑があることに対して神経質になる必要はなく
かつて私たちのお尻にあった蒙古班のように
先祖から受け継ぐ遺伝子の証拠だと考えるので問題ないそうです。
犬もヒトと同じように長い年月、子孫繁栄を続ける中で
受け継がれていくこういったことを、目にすることができることすごいです。
ヒトも動物も見た目も性格もそれぞれの違いがあります。
ちょっとした個性として、それも含めて大切に
関わってあげていければと思います。
関連記事はこちら:心配しなくて大丈夫!愛犬の舌斑は愛すべき個性です
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