猫の鳴き声は実は気持ちを伝えている
猫が鳴くときは人に対して、何かしらの要求をしているケースがほとんどです。
猫同士でのコミュニケーションでは鳴き声はあまり使われません。
猫はそのときの気持ちによって鳴き声が変化すると言われており、
声の高さやトーンの高低、鳴き声の長さにバリエーションを付けて、
飼い主さんに気持ちを伝えようとしているのです。
どんな鳴き声で、どんな気持ちを伝えようとしているのか見ていきましょう。
猫が鳴くときは人に対して、何かしらの要求をしているケースがほとんどです。
猫同士でのコミュニケーションでは鳴き声はあまり使われません。
猫はそのときの気持ちによって鳴き声が変化すると言われており、
声の高さやトーンの高低、鳴き声の長さにバリエーションを付けて、
飼い主さんに気持ちを伝えようとしているのです。
どんな鳴き声で、どんな気持ちを伝えようとしているのか見ていきましょう。
「ニャーン」「ニャオ」など訴えるように鳴いているのは、エサが欲しいときやかまってほしいサインです。
一方、野良猫などが深夜にウロウロと外を歩きながら「アオーン」と鳴く声を聞いたことはありませんか。
飼い猫がこのような鳴き方をする時は遊び足りなくて不満がたまっている証拠です。
エサを食べるときに「ナウン、ナウン」と鳴いている際は、消化不良を起こしているおそれがあります。
さらに排泄時に悲鳴のような鳴き声を上げる際は、
泌尿器系に病気がある可能性があるので獣医に相談するなど気を付けてあげましょう。
甘えたいときや甘えているときには長めに「ニャーン」と可愛らしい鳴き声を出します。
同時に足に額を擦り付けるなどのボディランゲージを行うことが多いです。
また、ゴロゴロと喉を鳴らすような音を出すのは、
安心しているときや満足しているときなど、
リラックスしているときに出る音です。
そもそも、ゴロゴロ音は子猫が母猫を求める音で、
生まれたての猫ならママのお乳を探し出すときの合図でもあります。
子猫はゴロゴロ音を出すことで、母猫に元気なことや満足していることを伝えているのです。
飼い猫は独立して生きていくという環境に置かれることが少ないため
いくつになっても飼い主さんを母猫のように思いゴロゴロと音を出すという説もあります。
猫ちゃんが膝やお腹に乗ってきて
コネコネするときも同様に甘えている仕草です。
鋭く甲高い「ギャー」といった鳴き声や
体の毛が逆立てて険しい表情で「シャー」「フー」と鳴いているときは威嚇しているときです。
初めて見たものに驚いたときや飼い主の行動に怒りを覚えたときなどにも行われます。
来客時や窓の外に野良猫を見つけた時などに見られることもあります。
このような状態の猫ちゃんは気が立っており、ストレスを感じているので
そっと離れて放っておいたり、
来客や外猫が見えるようであれば別室に移したりカーテンを閉めるといった対応が必要です。