多くの方が愛猫がゴロゴロと鳴いているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
このゴロゴロ音、猫がリラックスできている時の音として知られていますが、実は人間のストレス緩和に効果的と言われています。
今回は猫がゴロゴロと鳴らす理由やなぜゴロゴロ音がストレス緩和になるのかについて説明していきます。
ゴロゴロ音は人にも猫にもストレス解消効果!?
どんな時にごろごろ鳴くの?
ではまず、なぜ猫がゴロゴロと鳴らすのか見ていきましょう。
①幸せだと思っている
飼い主が近くにいるときやご機嫌なときに「しあわせだにゃ〜」といった感じで鳴らすことが多いようです。
お腹を出しているときにさすってあげたり、顔まわりをなでてあげたとき
この音を出すのを体験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ゴロゴロ音を出しているということは猫自身がリラックスしているとも言えます。
②コミュニケーション
母猫の場合、子猫に対して近くにいることを示すためにゴロゴロ音を出すことがあります。
また、子猫の場合は母猫に健康であるということをアピールしているようです。
人間に対してこのゴロゴロ音を出す場合には、何かを要求するときです。
幸せに思っているときのゴロゴロ音よりも少し高音ですので、しっかりと聞き分けましょう。
③危険やストレスを感じている
猫は危険を感じているときやストレスを感じているときにもゴロゴロ音を出します。
本来、安心しているときに出す音を意識的に出すことにより自分自身を落ち着かせる効果があります。
日常生活でも、お風呂に入っているときや嫌なことをされているときに出すことがあるようです。
ほかのゴロゴロ音よりも低音ですので、比較的区別はつきやすいのではないでしょうか。
ゴロゴロ音が人間のストレス緩和に
実は、猫が出すゴロゴロ音には、人間のストレスを緩和させる効果があると言われているのです。
猫のゴロゴロ音はおよそおよそ25ヘルツ、
人間をリラックスさせる(=副交感神経を優位にする)効果があるのが20〜50ヘルツの低周波です。
猫のごろごろ音はストライクゾーンなのです!
副交感神経が優位になると、疲労回復感やストレス・不安の緩和、血圧が下がるなど、ストレス社会を生きる現代人に嬉しい作用があります。
また、低周波を聞くことでセロトニンという神経伝達物質が分泌され、自律神経やホルモンバランスを整えてくれるとも言われています。
ストレス緩和効果が期待できる「ゴロゴロセラピー」
フランスではこのゴロゴロ音が医療現場やリラクゼーションで取り入れられており、「ゴロゴロセラピー」と呼ばれています。
それもあってか、フランスでは猫カフェも人気なようです。
日本でも徐々に取り入れられ始めており、ゴロゴロ音を収録したCDまで発売されているほどです。
いかがでしたでしょうか。
猫のゴロゴロ音には、実はすごい効果が隠されているのがわかったのではないでしょうか。
猫は幸せなときにゴロゴロ音を出しますので、
「愛猫を可愛がってお互いに幸せな時間を過ごしている」
ということを改めて感じながらおうち時間を満喫してみては。