近年では5月でも真夏日になる日が増え、すでに25度を超える日も珍しくありません。
「まだ夏本番じゃないし、大丈夫」と油断していませんか?
実は5月〜6月の初夏の時期に、室内で熱中症になる犬や猫が増えているんです。
この記事では、愛犬・愛猫を暑さから守るために、室内でできる熱中症対策を3つご紹介します。
1. 室内でも“直射日光”と“無風”は危険!風通しを意識
室内にいても、窓辺やベランダ近くの直射日光が差す場所は熱がこもりがち。
特に留守中、レースカーテンを閉めずに出かけると、ペットが無防備に直射日光を浴びることに。
また、風の通り道がない部屋では熱がこもってしまい、体温がうまく下がらない原因になります。
対策ポイント:
レースカーテンを閉めて直射日光を遮る
窓を2ヶ所以上開けて空気の流れをつくる
留守中は扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
2. 冷感グッズや“ひんやりスペース”を用意しよう
犬や猫は全身汗をかけないため、体温調節が苦手。
そのため、ひんやりできる場所を室内に1つ以上用意してあげると安心です。
おすすめの冷感アイテム:
アルミプレート:熱伝導性が高く、体を直接冷やす
冷感マット:ジェルタイプは柔らかくて寝心地◎
ペットボトル氷枕:凍らせたペットボトルをタオルで巻いて簡易クーラーに
また、風通しの良いフローリングの一角や、冷房の風が届く場所を自由に選べるようにしておくのも大切です。
3. 冷房は「使い方」がカギ!時間帯と設定温度に注意
「冷房は真夏からでいい」と思いがちですが、5月でも室温が28度を超える日があります。
犬や猫にとっての適正室温は25~26度前後が目安。
特に短頭種(フレンチブルドッグ、ペルシャ猫など)や子犬・シニア猫は暑さにとても弱いので、早めの冷房使用が重要です。
ポイント:
留守中もエアコンを28度前後で稼働
サーキュレーターと併用して風を回す
冷えすぎる場所とそうでない場所の“避難ゾーン”を両方用意
まとめ|“夏前”から始める熱中症対策がカギ!
「まだ5月だから大丈夫」と思っていたら、気づかぬうちにペットがぐったり…というケースも少なくありません。
室内でも油断せず、日差し・室温・通気性・冷感スペースの4つを意識して、こまめに対策をしていきましょう。
快適な初夏を過ごすために、“早めの準備”がペットの命を守る第一歩になります。