春から初夏にかけて、特に5月〜6月はペットショップやブリーダーからの子犬・子猫の迎え入れが多くなる季節です。新しい環境に慣れるための気候も穏やかで、家族のスケジュールも落ち着きやすいこの時期は、ペットとの暮らしをスタートするのにぴったり。
しかし、共働き家庭にとっては、「日中のお留守番ができるか不安」「寂しさでストレスを感じさせてしまわないか」など、心配な点も多いのではないでしょうか。
今回は、共働き家庭が安心してペットとの生活を始めるために知っておきたい5つのポイントを解説します。
1. 留守番時間を前提とした「迎え入れ準備」をしよう
ペットを迎える前に最も大切なのが、「家に誰もいない時間帯があることを前提に環境を整える」ことです。
たとえば子犬・子猫の場合、最初は3時間ごとのトイレや食事の管理が必要なことも。可能であれば、迎え入れ当初は有給や在宅勤務を利用して、徐々にお留守番時間を伸ばしていくのが理想です。
また、ケージやサークルの設置、トイレトレーニング、誤飲のリスクがあるものの除去なども必須。カメラを設置して、外出先から様子を確認できるようにする家庭も増えています。
2. ペットの性格や品種の「留守番適性」を理解する
全ての犬や猫が同じように留守番が得意というわけではありません。品種や個体の性格によって、留守番ストレスの感じやすさは大きく異なります。
たとえば、トイプードルや柴犬は人への依存心が強く、長時間の留守番に不安を感じやすい傾向が。一方、猫は単独行動を好む性質があるため、ある程度の留守番には慣れやすい子も多いです。
最初に迎える際は、ブリーダーや保護団体の担当者と相談し、「共働き家庭でも安心して迎えられる子かどうか」を確認することが大切です。
3. 食事やトイレなどの「自動化アイテム」を活用する
共働き家庭の増加に伴って、ペットの世話を自動化できる便利なアイテムが充実しています。
自動給餌器:時間設定をすれば決まった量のフードを自動で与えることが可能
自動給水器:常に新鮮な水を保ちやすく、夏場の水分補給にも安心
ペットカメラ:映像だけでなく、音声で声をかけたり、遠隔でおやつをあげられる機能付きも人気
システムトイレ:猫用には脱臭や清掃の手間を減らせるトイレも登場
4. 心のケアも大切!「退屈しない環境づくり」
ペットにとって日中の時間は「退屈との戦い」でもあります。とくに子犬や子猫は好奇心旺盛で、刺激が足りないと問題行動につながることも。
室内に安全なおもちゃを複数配置し、知育玩具や噛むおもちゃなどで時間を過ごせるようにしましょう。また、猫なら窓辺にキャットタワーを置き、外の景色を楽しめるようにしておくのもおすすめです。
これらのアイテムを上手に取り入れることで、日中の不在時間の不安を軽減できます。
5. 不在時のケアに「ペットシッター」を検討しよう
とはいえ、どうしても長時間の外出が避けられない日や、出張・旅行などで家を空ける機会もあるはず。
そんなときに頼りになるのがペットシッターです。ペットシッターは、飼い主が不在の間に自宅に訪問し、ご飯・トイレ・遊び・見守りなどをしてくれるサービス。最近では、共働き家庭や一人暮らしの飼い主からのニーズが高まっています。
「動物取扱業登録」やペット関連の資格を持つ専門家に依頼することで、プロの視点で安心したケアを受けることができます。カメラと併用すれば、より安心して外出できますね。
まとめ
共働き家庭であっても、しっかり準備と工夫をすれば、ペットとの暮らしは十分に楽しむことができます。5月〜6月は新しい家族を迎え入れる絶好のタイミング。ぜひ、ご家庭に合った方法で、ワンちゃん・猫ちゃんとの生活をスタートさせてください。
そして、困ったときには「頼れる人を見つけておく」ことも忘れずに。ペットシッターという選択肢は、忙しいあなたの強い味方になってくれるはずです。