秋から冬は、気温や湿度の変化によって犬の健康にも影響が出やすい時期です。寒さが深まるとともに起こりやすい体調不良や病気に注意することで、愛犬が快適に過ごせる環境を整えましょう。ここでは、秋冬にかけて特に注意したい犬の病気とそのサインについてご紹介します。
1. 関節炎・関節の痛み
気温が低くなると、関節が固まりやすくなり、特に高齢の犬や関節に持病がある犬は痛みを感じやすくなります。犬が動くのを嫌がったり、ジャンプをしなくなった場合には関節の不調を疑いましょう。
- サイン：歩行のぎこちなさ、立ち上がりの遅さ、散歩を嫌がる
2. 乾燥による皮膚トラブル
秋冬は空気が乾燥しやすく、皮膚の水分が失われがちです。犬の皮膚が乾燥してくるとフケが目立ったり、かゆがる様子が見られることも。特に短毛種の犬は影響を受けやすいため、保湿ケアが重要です。
- サイン：フケ、かゆがる動作、被毛のパサつき
3. 風邪やインフルエンザ
犬も風邪やウイルス性の感染症にかかることがあります。気温の変動が大きい季節は免疫が低下しやすく、特に子犬やシニア犬は注意が必要です。人間同様、寒暖差に配慮した環境が求められます。
- サイン：くしゃみ、咳、鼻水、元気の低下
4. 肥満
寒くなると運動量が減る一方で、食欲が増す犬も多いため、肥満が進行しやすくなります。肥満は心臓病や糖尿病のリスクを増大させるため、食事管理と運動が欠かせません。
- サイン：体重の増加、動きが鈍くなる、体力の低下
5. 低体温症・凍傷
小型犬や毛の短い犬種は寒さに弱いため、低体温症や凍傷を引き起こしやすい傾向があります。寒さが厳しい日には、暖かい室内環境の提供や外出時の防寒対策が重要です。
- サイン：震え、耳や足先の冷たさ、ぐったりしている様子
まとめ
秋冬の季節は、犬の健康に対する注意が一層必要です。特に関節や皮膚、そして感染症対策が重要となります。日々の観察を通じて小さな変化にも気づき、適切な対応を心がけましょう。
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