愛犬にいつも同じドッグフードを与えていると、飽きてしまって食いつきが悪くなったりします。
我が家も味を変えるために缶詰をトッピングとして利用することがあります。
味を変えることでドッグフードも毎日残さずに食べてくれます。
しかし、缶詰を選ぶ際に注意して選んで欲しいポイントがいくつかありますのでご紹介します。
注意して選んで欲しい!愛犬に与える缶詰ドッグフード
肉類の表記をよくみてみよう
肉類の表記内容に「ラム等」のように「等」と明確でない表記をされているものに注意して選ばないようにしましょう。
また、「肉」「魚肉」「肉副産物」「家畜肉」「家畜副産物」「動物脂肪」「魚油」
と表記されているものは原材料がはっきりしないので選ばないようにしましょう。
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野菜の形状を確認しよう
野菜が入っていることを飼い主さんにアピールするために、野菜がつぶのままで入っているものがありますが、野菜はある程度すりつぶした状態でないと、消化できずにそのまま排泄される可能性が高いので意味はありません。
着色料、発色料に注意
着色料や発色料は犬に必要のないものです。
犬のためにつくられていないドッグフードを選ぶのはやめましょう。
見た目を鮮やかにする、着色料や発色料は飼い主さんの目を楽しませるためのものです。
発がん性が認められるものもあるため、入っていないものを選ぶようにしましょう。
使われることの多い着色料や発色剤は以下の通りです。
■着色料
赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号、カラメル色素、ビートレッド、β-カロテン、二酸化チタン
■発色料
亜硝酸ナトリウム
増粘多糖類という表記について
増粘多糖類は食品の「粘り」を出し形を安定させるために加えられ、
「とろみ」や「ぷるっ」とした食感や見た目を作る物で、ウェットフードだけでなく、人間用にも使用されます。
植物や海藻など天然原料から採取された多糖類を2種類以上「増粘」の目的で用いた場合、簡略名として「増粘多糖類」もしくは「ゲル化剤」と表記されます。
たとえばフードの食感をまろやかにしたりとろみを調整するために「グァーガム」と「カラギーナン」の両方を使用した場合はまとめて「増粘多糖類」と表記されます。
天然多糖類の中でも下記は発がん性や染色体異常が認められるものがあります。
・豆類(トラガントガム)
・海藻類(カラギーナン、ファーセレラン)
微量の摂取量であれば問題は無いとされていますが、なんとなく不安になってしまいますので確認しておいた方が良いです。
低価格のフードに注意
価格が安い商品ほど余計な添加物や原料が含まれている傾向にあります。
また、中国製の缶詰はとても安く信頼性に欠けます。
安い原材料が使われている可能性があります。
あいまいな表記になっているものには十分注意してください。
グレインフリーについて
グレインフリーは栄養学的な偏りから弊害の可能性が指摘されており、アレルゲンを回避する必要がなければ、あえて選ぶ必要はありません。
穀物アレルギーではない犬に、グレインフリーフードを与えても、何のメリットもありません。
グレインフリーの食事を意味なく与えていると心筋症の発生率が上がるというデータも出ているので、グレインフリーフードは必要な犬にだけ与えるようにしましょう。
まとめ
缶詰を選ぶ際にも、原材料をよく確認することが大事です。
また、缶詰だけを与えていてはバランスが取れません。
そして歯石がつきやすい、コストが高い、美味しいがゆえにドッグフードを食べてくれなくなると困るので、総合栄養食であるドックフードの栄養補助食という役割でごほうびやトッピングとして使用することをオススメします。
愛犬は飼い主さんに与えられたフードを食べ続けるしかありません。
原材料の表示をよく見て、安心で安全なご飯を食べさせてあげたいものです。