こんにちは、ハンドメイド作家でラジオDJのreichellです。いつもブログをみてくださりありがとうございます。大変励みになっています。
犬は多少の痛みがあっても、おもちゃで遊んだり散歩にでかけたりします。言葉を話せない犬のそう言った痛みや不調に、いち早く気づいてあげることで様々な対策を立て、改善に繋げていくことができます。犬のSOSサインや日々の様子の変化に気づいてあけれる様、日頃から立ち上げる姿勢や歩いたり走ったりする姿を観察していきましょう。
気をつけたい愛犬の足腰疾患
◆膝蓋骨脱臼
・特に注意なのは小型犬
【良くみられるしぐさ】
①横になっていて立ち上がった最初の1.2歩のあいだ片足を床につけないでいる。
②歩いたり走ったりする時にスキップするように片足を着地しないことがある。
③抱っこの時に関節が動く感じがわかる。
膝の皿が内側や外側に外れてしまう状態のことを膝蓋骨脱臼と言うそうです。特に小型犬に多くみられる疾患でトイプードル、チワワに多いそうです。内方脱臼の発生頻度が高く、複数の遺伝的素因に体重や運動環境などの外的要因が重なって発生するとの事。初めて外れた時は痛みを伴い、スキップするような歩き方がみられます。しかしほとんどの場合習慣性脱臼に進み、痛みが消失し、更に進行していくと正常な歩行ができなくなるとの事。肥満や運動環境によって症状の進行に差がみられるとの事ですが、進行すると整復手術が必要になるので早いうちにきづいてあがましょう。
我が家の愛犬レノも幼少期より関節疾患があり、経過観察で数年いましたが、ステロイド内服により食欲増進に伴い体重増加、肺が苦しいせいか、年齢によるものかお散歩の距離も減ったことから進行してしまい、主治医の先生からは手術の提案を頂いています。
手術費用はおおよそ60万(術前検査含まず)※加入動物保険によって負担額は違いますので目安としてお考えください。また、入院に2週間要するとカウンセリングをうけてきました。参考情報となれば幸いです。
◆椎間板ヘルニア
・特に注意なのは胴長犬種
【よく見られるしぐさ】
・抱き上げたり背中を触るとキャンと痛がる
・ヨタヨタ歩く
・立っている時に足先が裏返り足の甲で着地している(ナックリング)
椎間板に変性が生じて、内容物(髄核)が飛び出し、脊髄を圧迫して痛みや麻痺などの神経症状を引き起こし、突出の位置や程度によって症状や重症度が異なります。特にダックスフンドでは1歳くらいから椎間板の軟骨様変性が始まるという報告されているそうでとても発生頻度が高いとの事。
◆股関節形成不全
・特に注意なのは大型犬
【よく見られるしぐさ】
・つらそうに歩く、段差をいやがる
・腰をふりながら歩く
遺伝性の疾患で骨盤のくぼみの発育不全や大腿骨の頭の変形により、股関節が緩み、腰をふるような歩様や慢性的に足を引きずって歩いたり、横座りなどが生後6ヶ月から1年の間に始まるとの事。成長につれて症状が進行し、時には自然脱臼を起こし歩行困難になってしまうとの事。成長期に体重が過度に増加することで急速に変形が進行するので、体重の管理が必要とのこと。
その他に、中型犬やトイプードルによく見られる肩関節不安定症・肩関節脱臼や、加齢と共に増加がみられる変形性骨関節症、大型犬や肥満傾向の小型犬の前十字靭帯断裂などの疾患もあるそうです。
足腰チェックのコツ
◆動画や画像を日々撮影して記録しよう。
毎日愛犬の様子を詳しくチェックするのは大変ですよね…週1でもいいのでお散歩中や遊んでいる時、食事中などの愛犬のしぐさを撮影しておくと変化や獣医師さんへ説明するときにも役立ちます。
*特に気を付けたいしぐさ*
- 足を引きずっている
- 地面から足を浮かせている。また、片足を着地せず走っている
- 立つとふらつくことがある。または、立ち上がりがつらそうに見える
- 走ったり、飛び跳ねたりしない
- 不自然に腰を振って歩いている
- 膝を崩して座るなど横座りしている
- 歩くのを嫌がる(お散歩に行きたがらない)
- 尻尾を下げていることが多くなった
- 階段やちょっとした段差を昇るのを嫌がる。また動作がゆっくりになる。
- 飼い主さんや他のわんちゃん、おもちゃなどで遊ぼうとしなくなった
- お家の中や外であまり動かなくなった
- ソファ、椅子、ベッドなどの高いところの昇り降りをしなくなった
これらのしぐさがあればかかりつけの動物病院へご相談しましょうとの事。参考にしてみてください。
我が家も何個か当てはまる項目はやはりありました。
スキンシップで体型や異変に気付いてあげよう
愛犬との触れ合いやマッサージなどを習慣づければ異変にも気づきやすくなります。まずは、優しくなでてあげるだけでもいいので、触れながら気になる箇所がないかチェックしてみましょう。
◆体系をチェック
上から…背骨が見える場合は痩せすぎ。逆に腰にくびれがみられなかったり、背中が広く真っ平になっているのは、明らかに太り過ぎとの事。
横から…肋骨が浮いているのは痩せすぎ。脇腹を触り肋骨がわからなければ太りすぎ。力を入れずに触って肋骨が数えられるのがベストな体型との事。
触れることで、腫れや熱感がないか、お洋服を着せるときに足が上がっているかなどを見てあげることもチェックポイントになりますね。
◆肉球、爪の状態もチェック
しきりに舐める場合は炎症を起こしている場合があります。また爪が折れたり伸びすぎて巻き爪になっていないかも確認してみてください。
◆体重チェック
肥満は足腰に負担がかかります。月に一度は体重計測をして、定期的にフードやおやつの内容を見直し、管理していきましょう。
まとめ
遺伝的な素因に基づく関節疾患は多く、犬種によっても発症する疾患に違いがあることがわかりました。愛犬がどんな疾患にかかりやすいか予備知識を持っておくといいですね。また、小さな異変に気付いてあげるために、日常生活での愛犬との触れ合いや散歩中や食事中の様子やしぐさなど日頃から愛犬を見守り観察し“SOS”のサインを見逃さないようにしましょう。問題が見つかれば、早めにかかりつけ医に相談しましょう。また、健全な骨格や筋肉の発達には運動は大切なので適度な運動を心がけていきましょう。
コメント