愛犬救命:健康チェック

ドックスピード(dog speed)といって愛犬は私たち人間の4~7倍もの速さで歳をとっていきます。これは、病気の進行の速度や身体にかかる負担の度合いが、人の4~7倍であることをさしています。たった1日の様子見は1週間の様子見に相当してしまうことを忘れないでください。

大切な愛犬の命を救える飼い主に

毎日行える健康チェックとして、食事を食べさせている時、トイレを掃除す時、散歩の時、体をなでてスキンシップをとっているときなどに簡単に行えることばかりなので、是非、習慣づけて活用していただきたいとおもいます。

【健康チェック事項】

  • いつもと変わらず元気はあるか
  • 食欲に変化はないか
  • 歩き方、座り方、寝姿はいつもと変わりないか
  • 震えや痙攣はみられないか
  • 排泄状態の異常はみられないか
  • 普段より体が熱くなっていたり、冷えていたりしていないか(直腸体温の平均は37.5~39度前後と言われています)
  • 全身を触った時に嫌がる場所はないか
  • 口を開けて息苦しそうな呼吸や肩で息をしている様子はないか
  • 呼吸数・心拍数(脈拍)に変化はないか
  • 歯茎や舌の色はいつもと変わないか

呼吸数

胸部(胸郭)の動きを実際に目で見て確認します。胸の動きが上下して1回と数えます。呼吸困難が続くと、犬はどんなに疲れても伏せたり横になって眠ることができなくなります。これは横になることで肺が圧迫されてさらに苦しくなるからとの事。(呼吸数の目安15~30回/分)

我が家の愛犬はヒマラヤチーズの硬いチーズ片を飲み込んでしまい気管でつっかえていたことがあり伏せや横になることができずにいたことがあります。仕事で外出しており見守りカメラで映る愛犬に異常を感じ早退し動物病院へ受診したことがあります。

心拍数(脈拍)

脈拍の測定は大腿部内側の付け根を一指し指、中指、薬指の3本で軽く触れ、中央の中指で脈拍を感じるようにします。脈拍に触れたら、1分間の脈拍数と指先に感じる脈の強さを判断します。(心拍(脈拍)の数の目安 仔犬:110~120/分 小型犬成犬:80~120/分 大型犬成犬:60~80/分)

※注意事項・留意事項 上記の呼吸数や心拍数(脈拍)は安静時の目安です。また個体差がありますので愛犬の平均値を知っておくことが大切かと思います。

各部位によるチェック

【目】 目は直接外界と接触するため、傷つきやすく細菌感染症を起こしやすい部位です。目の異常を放置しておくと視力低下や最悪の場合失明を招く事にもなってしうので犬の目の様子と共に動きも日常的に観察しておくとようでしょう。我が家の経験ではプラスチック容器で遊んでおり眼球に傷がついたり、シャンプー剤が目に入り炎症を起こしてしまった経験があります。

【健康チェック事項】

  • 涙の量や増えていないか
  • 目ヤニがたくさんでていないか
  • 目の表面が白濁していないか
  • 白目に充血や異変はないか
  • 赤くなっていないか
  • 目がショボショボしていないか
  • 眼球表面に傷がついていないか(へこみはどないか)
  • 異物混入はないか
  • 頻繁にかゆがったりこすったりしていないか
  • 今までと比較して眼球の色に変化はないか(緑色・赤色に見えることはないか)

【鼻】犬の呼吸器疾患の病気で多いのはウィルスや細菌感染による鼻やのど、気管支の炎症です。鼻腔が狭くなると呼吸困難や食欲不振を招くことがあります。我が家の愛犬も気管支疾患があり、投薬コントロールで呼吸状態改善したところ食欲も改善しました。

【健康チェック事項】

  • 鼻水やくしゃみはでていないか、またはいつもより増えていないか(鼻水が出ている場合は色(透明、黄色など)、粘性(サラサラ、ネバネバなど)
  • 鼻出血はないか
  • いびきや喘鳴(ぜんめい:ゼイゼイ、ヒューヒューなどの音)が増大していないか
  • 安静時の呼吸数に変化はないか
  • 咳はでていないか
  • 喉に何か詰まっているようなしぐさはしていないか

【耳】耳の中には常在菌が存在していますが、エサとなる耳垢などがたまると繁殖しやすく、耳のトラブルを引き起こすそうです。耳垢が見られる場合は色やニオイなどチェックしましょう。耳の垂れている犬種は耳のトラブルが発生しやすいとおもいます。

【健康チェック事項】

  • 頻繁に頭を振ったり耳を気にする動作がみられないか
  • 耳の内側や耳道が赤くなっていないか
  • 耳垢がたくさんでていないか
  • 変なニオイがしていないか
  • 腫れ感はないか

【口】体の抵抗力が落ちると唾液の分泌量も変化するとのこと。その為体力が低下するとはじめに口腔内の異常が現れることがあるとの事。歯ブラシ習慣は身につけておきたいものですね。我が家は歯ブラシが苦手ですか根気よく取り組んでいます。

  • 口臭はきつくないですか
  • ヨダレが増えていないか
  • 舌の色はいつもとかわりないか
  • 歯茎の色は健康的か
  • 歯に歯垢や歯石がたくさん付着していないか
  • 歯がグラグラしたり折れたりしていないか
  • 口腔内にできものや出血はないか
  • 食べ方に異常や変化はないか

【被毛と皮膚】被毛には健康状態が現れます。身体になんらかのトラブルが現れると毛艶にも影響が現れることも少なくありません。皮膚病の原因はアレルギー性のものから、真菌・細菌性のもの、寄生虫によるもの、ホルモンの異常分泌からなど様々な要因があるそうです。被毛をかき分けて皮膚をよく観察すると出来物やシミを見つけた事もありました。触れながら観察する事もオススメです。

【健康チェック事項】

  • 毛づやはあるか
  • あきらかな抜け毛が増えていないか
  • 白髪の量に変化はないか
  • フケの有無・量はどうか
  • 体を極端に痒がっていたり気にしていないか
  • 皮膚表面に、傷・赤み・しこりなどないか
  • 皮膚表面にべたつきはないか

【骨格・筋肉】事故やケガ、加齢によるものなど原因はさまざまですが、犬は限界まで痛みを我慢してしまう子が多いので、日常的に動きをよく観察することやマッサージなどの皮膚同様スキンシップが気づきのポイントになりますよ。

【健康チェック事項】

  • 歩き方に変化はないか
  • 四肢の爪の削れ方に違いはないか
  • 全身を触った時に嫌がる場所や腫れている箇所はないか
  • 関節や筋肉のつきかたが左右対称であるか
  • 散歩や遊んでいる時に嫌がったり動作がぎこちない状態ではないか
  • 片足だけ上げたりしていないか
  • いつもより背中を丸めて不自然な体制をとったりしていないか

【尿】尿の状態には個体差があります。日頃から排尿回数や色などを観察しておくことが大切です。通常の色は淡黄色~淡黄褐色。水分不足や尿を我慢している場合などは尿の色が濃くなります。愛犬が普段飲む水の量と尿の量、排尿回数、色、においなどしっかり観察しましょう。まったく尿が出ていないことに気づいたら早急に動物病院へ受診を。排尿できない状態が長時間続くと深刻な事態になるので、24時間以上尿がでていない場合は早急に受診を。

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【健康チェック事項】

  • 1回の尿量に著しい増減はないか
  • 1日の排尿回数が増えていないか
  • 残尿感のようなダラダラした排尿ではないか
  • 排尿ポーズをしているのに出ていないということはないか
  • 色の変化はないか
  • 血液や膿が混じっていないか
  • ニオイの変化はないか
  • 尿がキラキラと光り触るとザラザラしていないか
  • 水を飲む量は増えていないか

*尿の色・状態を確認するポイント*

1日の飲水量の目安→体重1㎏あたり40~60ml               1日の尿量の目安→体重1㎏あたり20~45ml

尿の色疑われる疾患
無色透明(色が薄い)多量の水分摂取、尿崩症、利尿剤、糖尿病等
濃い黄色高熱、脱水、黄疸等
褐色、赤色、ピンク血液混入、膀胱尿道炎、中毒等
キラキラ光っている結石等
濁っている膀胱尿道炎、子宮蓄膿症、前立腺肥大等
出にくい膀胱尿道炎、前立腺肥大、結石、腫瘍等

                     ◆ 採尿方法 

排泄しそうなタイミングで近づいて清潔な紙コップやおたまなどで受けるなどの方法があるようですがこれはなかなかうまくいかないケースが多いかとおもいます。ペットシーツで排泄ができる犬の場合は水分を吸収しない裏側に排泄させる方法が容易です。採尿キットを用意している動物病院もありますので、かかりつけ動物病院へご相談してみてくださいね。

【便】便の量や硬さ、色は健康のバロメーターのひとつです。いつもと違う場合には注意しましょう。ただし、ドックフードが常食の犬はほぼいつも変わらない便をしますが、手作りフードを与えている場合は日により違う便をします。便が楽に排泄され、形と硬さがきちんとあり、地面に落ちた便を拾っても地面に便がほとんど付着しないのが理想です。我が家の愛犬での経験では、フード量が少なかった場合硬い便、多く与えてしまった場合や、馬肺を多く与えた場合にゆるくなったり、食べなれていいない(人間の食べる物のさきいか)食材で下痢・下血環境の変化(引っ越し)で下血、胃腸炎で下血など経験、また肛門周囲にお薬内服していても寄生虫(回虫)がついていたこともあるので見逃さないようによく観察しましょう。

【健康チェック事項】

  • 1回の排便量に著しい増減はないか
  • 1日の排便回数が増えていないか
  • 下痢や便秘はないか
  • 血液や、粘膜、異物ばどが混じっていないか
  • ニオイに変化はないか
  • 便や肛門周囲に白い糸くずやタネのようなものがないか
便の色疑われる疾患
赤い便(血液が付着)大腸や肛門からの出血
黒い便(タール便)小腸など上部消化管からの出血
便秘と下痢を繰り返す潰瘍、感染症、ストレス、腸内細菌の乱れ等
粘膜や粘液が混じっている腸内面の粘膜が剥がれたもの。
長く続く場合は病院へ受診
便や肛門周囲に白い糸くずや
タネのようなもの
寄生虫感染の疑い

まとめ

今回の健康チェック事項はいかがだったでしょうか。ほとんど人間と変わらない事も多いです。もしもの事態に一刻も早く気づいてあげられるのは平常時の状態を知っておくことが大切です。愛する我が子にSOSサインが発令されていないか随時健康チェックをしていきましょう。

reichell

10歳のトイプードルと暮らすハンドメイド作家でラジオDJ。
手編みわんこ服(小型犬のみ)や玩具等作製しています。
幼少期『おでかけわんわん』と言うおもちゃに出会ってから将来はわんことおでかけすることが夢でした。現代わんことの共栄共存できる事は増えてきた時代ですが、わんこが教えてくれた事、わんこの心を通じて自身の心の成長を発信していきます。

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