子犬の頃は、動くものは何でも気になって追いかけたり、
家の中でも走り回ったりと落ち着きがないものですよね。
一体いつになったら落ち着くのだろうと飼い主さんも心配してしまいます。
そんな時、「大人になったら落ち着くから」なんて言われたりします。
いつになったら落ち着くのかな?
本当に落ち着くのかな?なんて思いませんか。
成犬になったら落ち着く子もいますが、必ずしもそうとは限りません。
大人になってもそわそわ落ち着きのない子もいます。
それは子供の頃からの経験がカギでした。
犬
落ち着きのない犬も大人になったら落ち着くって本当?
落ち着きがないのは性格の問題?
落ち着きがない性格だから、その上まだ子供だし。
なんて思っていませんか。
今の落ち着きがないと思っている行動には理由とメリットがあります。
そして、その行動が何度もくり返されていると言うことは
その犬にとってそうするしかない環境があるからです。
その行動が起こるきっかけも環境の中にあります。
きっかけと行動とメリットがセットになっていてくり返されます。
落ち着きがないと言う行動も、経験して学習した結果なので
性格の問題と言うわけではないのです。
落ち着きがない行動をさせない環境にする
してほしくない行動をできない環境にして、
好ましい行動が起きやすい環境をつくって経験させてあげることが大切です。
そしてそれが犬にとってやりがいがあって、自分からやりたくなる行動であれば
自然と、してほしくない行動はなくなります。
そのためには犬の特性や好みやニーズを理解することが重要です。
犬の生活を豊かに快適にすることで、飼い主の生活も豊かに快適になります。
まとめ
落ち着きがない愛犬は性格の問題以上に環境の問題が関係しています。
人間社会は犬にとっては、決して暮らしやすい環境だとは言えません。
ケージやリードやトリミングや病院の診察も、
人間が犬の健康や安全のためにしたいことで、犬がしたいことではありません。
動物にとっては不自然なことの方が多いのです。
落ち着きがない行動もこういったことの不安や苦痛や恐怖から逃れるために
とっている行動の可能性もあります。
しかし、人間社会で一緒に暮らしていくためには必要なことなので
犬に好きになってもらえるようにしましょう。
好きまでいかなくても別に嫌じゃないという程度になってもらえばいいので
苦痛や不安を軽減させるトレーニングをして、
楽しみややりがいを増やしていきましょう。