愛犬のからだをつくるのは毎日のごはんです。
質のよい食事が愛犬の健康を育みます。
では、今のドッグフードは合っているんでしょうか?
ドッグフードは栄養豊富なので、ドッグフードを与えることが一番良いと言われますが、
愛犬に合ってるのか?美味しく食べているのか?毎日同じで飽きないか?なんて心配になります。
犬の食生活で必要な栄養のこと、食について知って愛犬に本当に必要なものは何か考えてみましょう。
安心できるドッグフードを選ぼう
犬の食事の5つのポイント
- 1
フードの成分をよく知ろう
- 2
年齢に合った食事を考えよう
- 3
ごはんの時間を大切にしてあげよう
- 4
食べる喜びを与えてあげよう
- 5
信頼できるルートから購入しよう
フードの成分をよく知ろう
成分表を確認しよう
ドッグフードのパッケージに表示されている成分表を見てみよう。
特にチェックしたい項目は「原材料」。
例えば肉とだけ表記されているのではなく、牛肉、骨抜きチキン生肉など、肉の種類が具体的に記載されているものを選びましょう。
「肉類」、「家禽類(かきんるい)」といったあいまいな記載なものは、廃棄同然のものを使用している可能性があるため選ばないようにしましょう。
また、原材料に穀類よりも肉・魚類を多く使用されているものを選びましょう。安価なドッグフードの中には穀類でカサ増しされているものがあります。
気をつけたい添加物
人間の食品は「食品衛生法」によって432種類の添加物が規制されていますが、「ペットフード安全法」での規制は4種類。
飼い主さんが見極めなければいけません。
特に注意したいのは「酸化防止剤」と「合成着色料」です。
発がん性が認められるものや、アレルギーの原因として指摘されてるものがあります。
これらが含まれておらず、添加物がなるべく少ないものを選びましょう。
愛犬に安心なご馳走をあげていますか?
年齢に合った食事を考えよう
成長段階によって必要な栄養素は異なります。ライフステージにあった栄養素を選ぶことが大切です。
〜1歳の幼犬
ワンちゃんの骨格、筋肉などの体の組織が発達する時期で、その健康を左右する大切な時期です。体重に比べ、高い栄養価が必要な時期です。からだが小さく少しづつしか食べられないので食事の回数を増やします。
〜成犬
ワンちゃんが最も活発な期間です。必要とされるカロリーは、同じ体重の幼犬に比べて減少します。健康維持のためのバランスが必須です。1日2回の食事になります。
5~7歳くらいから、エネルギーの消費量がだんだん落ち、運動量も減ってきます。若い頃と同じ食事を与えていては肥満になってしまうので体重に注意しながらエネルギー量を調節します。
〜高齢・老犬
小・中型犬では7歳、大型犬では5歳くらいから高齢犬のステージになります。老犬は、成犬時に比べて基礎代謝量が少なくなりエネルギー消費量が落ちてきます。体重に注意しながらエネルギー量を調整します。運動不足と腸の働きの低下で便秘になりやすいので、食物繊維をやや多めに与えます。 食事の回数を増やしたり、与え方やフードの内容も変えてあげることも求められます。老齢期に対応するフードも出ているので、ワンちゃんのライフステージに合わせてフードを切り替えることも考えてあげましょう。
ごはんの時間を大切にしてあげよう
食事の時間は愛犬が毎日大きな楽しみにしている時間です。
食べること自体を楽しみにしますが、味も楽しみます。
新鮮なお肉や魚など良質な動物性タンパク質が豊富なご飯や、香り豊かなご飯は、嗅覚で味を判断する犬にとって最高のご馳走となります。そしてその味を覚えているのでまた食べたいと思います。
美味しいものを食べた時には、ただ空腹感を満たすだけのご飯の時には得られない満足感を感じるのだそうです。
食べる喜びを与えてあげよう
犬は食べることが大好きで食欲旺盛ですが、食が細い子や好き嫌いが多いグルメな子もいます。
たまにはフードに肉や野菜を少量トッピングしたり、手作り食にすれば愛犬は大喜びします。
手作り食にはドライフードにない生きた栄養成分としてビタミンやミネラル、アミノ酸や消化を助ける酵素が得られます。
栄養価の高い旬のものを季節ごとに与えるのもおすすめです。
ただし、「味付けなし」が基本です。人肌程度に温めることで香りが立ち嗜好性が高まります。
カロリーオーバーにならないよう、ドライフードなどの主食を調整しましょう。
食物繊維は消化しづらいので、野菜や果物はみじん切りに、また火を通して柔らかくするなどの工夫をしてください。
信頼できるルートから購入しよう
最近はネットでもフードは購入可能で便利な半面、保管状態の悪いものが出まわっているので注意が必要です。
信用できるサイトを選んで購入しないといけません。
口コミや評判などの情報は本物か偽物か確認しながら愛犬に合うドッグフードを選ぶことがとても大切です。
ドッグフードの正しい情報を手に入れて信頼できる購入先を見つけましょう。
まとめ
人間にとっても犬にとっても、『食べることは生きること』です。
昔に比べて犬も寿命が伸びていますが、大きな要因として食事の質の向上が挙げられます。
栄養バランスの整ったフードをライフステージや体重に合わせて適切に摂れるようになってきました。
食欲があることが元気の印です。普段からしっかり食べる習慣があれば、高齢になってもその習慣を持ち続けてくれます。
しっかり食べて必要なカロリーを摂ることが長寿へとつながるのです。
愛犬の幸せと長寿のためにも今のフードが最適なのかを見直してみましょう。