帰省や旅行で家を空ける時どうする?犬猫の留守番とペットシッター活用術

年末年始や長期休暇が近づくと、飼い主さんが必ず直面するのが
「この子をどうする?」問題。
- 実家に帰省したいけど、犬猫を連れて行くのは大変
- ペットホテルは不安、環境が変わると体調を崩す
- 長時間の留守番をさせるのは心配
- 帰省先に動物が苦手な家族がいる
そんな “どうしよう…” が重なる時期だからこそ、今この記事を読む飼い主さんは非常に多いです。
ペットシッターとして多くのご家庭を訪問してきましたが、犬猫が一番安心して過ごせるのは「いつもの環境」の中。
そのため、旅行・帰省の時こそペットシッターを選ぶ飼い主さんが増えています。
この記事では、犬猫を留守番させるときの注意点と、ペットシッターを活用するメリットを分かりやすく解説します。
1. 犬猫は「環境の変化」が最大のストレス
帰省や旅行に連れて行くことは、一見安心に思えますが…
- 長距離の移動
- 知らない匂い・音
- 帰省先の人・部屋の環境
これらは犬猫にとって大きな負担です。
特に猫は、“環境が変わる=ストレス” になりやすく、ごはんを食べなくなる、隠れる、排泄トラブルが起きることも。犬も興奮や不安から体調を崩す場合があります。
2. 留守番させる場合の基本ポイント
①食事と水の管理
・新鮮な水を複数箇所に用意
・いつも食べているごはんを準備
・早食いの子はふやかしや量調整も
特に冬は水を飲みにくくなるため、常温の水が安心。
②室温の管理
・冬:18〜22℃
・暖房の直風を避ける
・転倒防止のためヒーターはNG or シッターと要相談
暖房器具の事故は毎年起きているため、設定の工夫が重要です。
③トイレの環境を整える
・猫はトイレを2箇所以上
・犬はペットシーツを余裕を持って配置
・使用済みが残らないようにシッターに掃除を依頼するのがおすすめ
④いたずら防止の準備
・ゴミ箱はフタ付きに
・紐、ビニール、観葉植物を片付ける
・キッチンの扉は閉める
留守番中は「普段しないいたずら」をする子も多いので、事前対策は必須です。
3. ペットシッターを活用するメリット
①いつもの環境で安心
ホテルと違い、自宅で過ごすためストレスが最小限。
特に猫は「外泊NG」の子がほとんどなので、シッター利用は最適。
②食事・トイレ・様子を細かく報告してもらえる
・ごはん量
・排泄の状態
・体調の変化
・元気、様子、写真報告
飼い主さんが不安になりがちなポイントをリアルタイムで把握できます。
③高齢の子、持病がある子でも利用可能
生活リズムを崩さず負担の少ないケアができるため、ホテルよりも安心という獣医師の意見も多いです。
④多頭飼育に向いている
ホテルだと料金が2倍・3倍になることもありますが、シッターは1回の訪問で対応できるため負担が少ないのもメリット。
4. ペットシッターに頼む時の注意点
①緊急時の対応を確認
・動物病院
・キャリーの場所
・アレルギーの有無
・緊急連絡先
これらを共有しておくと安心です。
③予定が決まり次第すぐ予約を
年末年始など大型連休は依頼が集中し直前依頼が取りにくいのが現状。
予定が決まったらすぐに予約をしておくと安心です。
まとめ
帰省や旅行のとき、犬猫にとって一番大切なのは「安心できる環境」。
無理に連れ出すよりも、“いつもの家”で過ごさせてあげるほうがストレスが少ない 子が多いです。
そのため、
・留守番の環境づくり
・食事、水、トイレの準備
・室温管理
に加え、ペットシッターを活用することは最も負担の少ない選択肢のひとつ
飼い主さんも安心して帰省や旅行を楽しめるよう、「早めの準備」と「信頼できるシッターの確保」が成功の鍵です。
愛犬・愛猫が穏やかに過ごせる年末年始になりますように。
