最近よく寝てばかりいる…冬の猫はどこまでが正常?

冬になると、猫が一日中寝ているように見えて、「こんなに寝てて大丈夫なの?」と感じたことはありませんか。

名前を呼んでも薄目を開けるだけ。
お気に入りの場所からほとんど動かない。
でもごはんは食べるし、トイレもいつも通り。

猫はもともとよく眠る動物とはいえ、冬になると「寝すぎでは?」と不安になる飼い主さんはとても多いです。

結論から言うと、冬に猫の睡眠時間が増えるのは、ほとんどの場合は正常な変化。
ただし、その中には「心配しなくていい眠り」と「注意したいサイン」があります。

冬に猫がさらに寝るようになる理由

猫はもともと1日の大半を眠って過ごす動物で、平均睡眠時間は14〜18時間とも言われています。
そこに冬特有の条件が重なると、さらに眠る時間が増えます。

まず、寒さ
猫は寒さが苦手で、体温を保つためにエネルギーを節約しようとします。結果として、動くより「寝ている」時間が長くなります。

次に、日照時間の短さ
日光に当たる時間が減ることで体内リズムが変わり、自然と活動量が落ちます。

さらに、刺激の減少
冬は窓を開ける機会が減り、外の音や匂いも少なくなります。
猫にとっての刺激が減ると、「起きている理由がない」→「寝る」という流れになりやすいのです。

猫の場合「寝てばかり」に見えやすい理由

猫は、
・起きていても静か
・目を開けていても動かない
・気づくと同じ場所にいる
という特徴があります。

そのため、実際には「起きて→少し動いて→また寝る」を繰り返しているだけでも、飼い主から見ると“ずっと寝ている”ように感じやすいのです。
特に冬は暖かい場所を見つけて動かなくなるため、余計に「大丈夫かな?」と不安になりやすくなります。

心配しなくていい眠りのサイン

次のような様子が見られる場合は、基本的に様子見で大丈夫なことが多いです。
・ごはんを食べている
・トイレの回数や状態が変わらない
・起きた時に目に力がある
・撫でると反応がある

「寝ている時間は長いけれど、起きた時はいつも通り」これがひとつの安心ラインです。

注意したい「寝てばかり」のサイン

一方で、次のような状態が重なる場合は注意が必要です。
・食欲が落ちている
・水をあまり飲まない
・呼びかけへの反応が明らかに弱い
・体が冷たい
・呼吸が浅い、または早い
・寝る場所が極端に変わった

猫は体調不良を隠しやすい動物です。
「寝ている」ことよりも、起きた時の様子・反応の質をよく見てあげてください。

シニア猫の場合は特に注意

年齢を重ねた猫は、
・体力の低下
・関節の違和感
・内臓機能の変化
などにより睡眠時間がさらに増えることがあります。

シニア期の「よく寝る」は自然な老化の一部でもありますが、急に変わった場合元気が戻らない状態が続く場合は注意が必要です。

飼い主ができること

冬に猫がよく寝ていて心配な時、飼い主さんにできるのは

・室温を適切に保つ
・日中に短く声をかける
・無理に起こさない
・生活リズムをできるだけ一定にする

猫にとっては「安心できる環境が整っていること」そのものがいちばんのケアになります。


補足:犬の場合はどうなの?
犬も冬は睡眠時間が増えますが、猫ほど長時間寝続けることは少ないため「寝てばかり」に見えると不安になりやすい傾向があります。

犬の場合は、起きた時の反応・散歩への意欲を特にチェックしてください。

目次

まとめ

冬に猫がよく寝るのは、ほとんどの場合は自然なことです。

大切なのは、
・食事・水・トイレがいつも通りか
・起きた時の反応はどうか
・急な変化がないか
を静かに見守ること。

「寝てばかり=悪いこと」と決めつけずその子のペースを尊重することが、何よりの安心につながります。

目次