犬や猫の歯磨きは必要?歯周病を予防する方法を解説

「犬や猫も歯磨きって必要なの?」「今まで一度もしたことがないけど大丈夫?」
そんな疑問を持つ飼い主さんは少なくありません。実は、犬や猫の歯周病はとても多い病気のひとつです。歯周病が進行すると、お口のトラブルだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。
今回は、犬や猫に歯磨きが必要な理由や、歯周病を予防するためのポイントについて解説します。
犬や猫も歯磨きは必要?
結論から言うと、犬も猫も歯磨きは必要です。食事をすると歯の表面には歯垢が付着します。歯垢は数日で歯石へ変化し、一度歯石になると家庭で取り除くことはできません。そのまま放置すると細菌が増え、歯肉炎や歯周病へと進行してしまいます。歯周病は見た目では気付きにくく、気付いた時にはかなり進行していることも少なくありません。
歯周病になるとどうなる?
歯周病が進行すると、次のような症状が見られることがあります。
・口臭が強くなる
・歯ぐきが赤く腫れる
・歯石がたくさん付く
・食べづらそうにする
・よだれが増える
・歯が抜ける
さらに、歯周病の細菌が血液を通じて全身へ運ばれることで、心臓や腎臓などに影響を及ぼす可能性もあると考えられています。「お口の病気」と軽く考えず、早めの予防が大切です。
いつから歯磨きを始める?
歯磨きは、できれば子犬・子猫の頃から慣らしてあげるのが理想です。しかし、成犬・成猫から始めても決して遅くはありません。
最初から歯ブラシを使うのではなく、口元を優しく触る・唇をめくる練習をする・ガーゼやデンタルシートで歯を拭くなど、少しずつ慣れてもらうことがポイントです。
無理に押さえつけると歯磨きが嫌いになってしまうため、その子のペースで進めましょう。
歯磨きは毎日必要?
理想は毎日です。歯垢は約2〜3日で歯石へ変わり始めると言われています。毎日が難しい場合でも、できるだけ間隔を空けずに続けることが大切です。短時間でも継続することが、歯周病予防につながります。
歯磨きが苦手な子はどうする?
歯磨きが苦手な犬や猫も少なくありません。そんな時は、デンタルガム・デンタルジェル・デンタルシート・飲み水に混ぜるタイプのデンタルケア用品などを補助的に活用する方法もあります。ただし、これらは歯磨きの代わりではなく、あくまでも補助的なケアです。可能であれば、少しずつ歯ブラシに慣れていくことをおすすめします。
こんな症状があれば動物病院へ
次のような症状が見られる場合は、一度動物病院を受診しましょう。
・口臭が急に強くなった
・歯ぐきが赤い
・歯石がたくさん付いている
・口を気にする
・ごはんを食べにくそう
・歯がグラグラしている
必要に応じて、全身麻酔下での歯石除去が行われることもあります。
毎日のコミュニケーションが健康につながる
歯磨きは、お口をきれいにするだけではありません。毎日お口を触ることで、歯ぐきや歯の異変、口臭などにも早く気付くことができます。「いつもと違う」を見つけることは、病気の早期発見にもつながります。愛犬・愛猫とのスキンシップの時間として、少しずつ歯磨きを習慣にしていきましょう。
まとめ
犬や猫の歯周病は、とても身近な病気です。しかし、毎日の歯磨きやデンタルケアを続けることで、予防できる可能性が高まります。最初は数秒でも構いません。無理をせず、その子のペースに合わせて少しずつ慣らしていくことが長続きのコツです。健康なお口は、おいしくごはんを食べ、元気に毎日を過ごすための大切な土台です。
今日から少しずつ、愛犬・愛猫のお口の健康を守る習慣を始めてみませんか?
