子犬を迎えたら覚えておきたい10のこと|安心して新生活を始めるために

子犬を迎えた日は、ワクワクする反面「これで合っているのかな?」と不安になることもありますよね。
ごはんやトイレ、お散歩、しつけなど、初めてのことばかりで戸惑う飼い主さんも少なくありません。
実際のシッティングでも、子犬を迎えたばかりのご家庭から「これで大丈夫ですか?」というご相談をいただくことがあります。

今回は、子犬との生活を始める前に知っておきたい10のポイントをご紹介します。

子犬との生活を始める前に知っておきたい10のポイント

1. 新しい環境に慣れる時間をあげましょう

家に来たばかりの子犬は、環境の変化で緊張しています。見た目は元気そうに見えても、実は大きなストレスを感じていることも少なくありません。最初の数日は無理に構いすぎず、ゆっくり見守ることも大切です。まずは安心して過ごせる場所を用意し、子犬のペースで新しい環境に慣れさせてあげましょう。

2. ごはんは急に変えない

子犬は消化器官がまだ発達途中のため、フードを急に変更すると、お腹を壊したり食欲が落ちたりすることがあります。子犬を迎えたばかりの頃は、ペットショップやブリーダーで食べていたフードをそのまま続けるのがおすすめです。別のフードへ切り替えたい場合は、新しいフードを少しずつ混ぜながら、1週間ほどかけてゆっくり移行しましょう。

また、この時期は成長に必要な栄養をしっかり摂ることも大切です。月齢に合った子犬用の総合栄養食を選び、与える量はパッケージの目安を参考にしながら、体格や便の状態を見て調整してあげましょう。

3. トイレは成功したらしっかり褒める

子犬は最初からトイレの場所を覚えているわけではありません。そのため、失敗を叱るよりも、成功した時にたくさん褒めることがトイレトレーニング成功の近道です。特に、寝起きや食後、たくさん遊んだ後は排泄しやすいタイミングです。サークル内のトイレへ優しく誘導し、成功したら「いい子だね!」と声をかけたり、おやつを与えたりして褒めてあげましょう。
もし失敗してしまっても、大きな声で叱る必要はありません。叱られることで「排泄すること自体が悪いこと」と勘違いし、隠れて排泄するようになる場合もあります。失敗した時は静かに片付け、次に成功できるよう環境を整えてあげることが大切です。

4. 甘噛みは遊びながら覚えていきます

子犬の甘噛みは、歯の生え変わりによるむずがゆさや、遊びの一環として見られる自然な行動です。そのため、甘噛みをすること自体は珍しいことではありません。手や指をおもちゃ代わりにして遊んでしまうと、「人の手は噛んでもいいもの」と覚えてしまうことがあります。甘噛みを始めたら無理に手を引っ張らず、おもちゃへ誘導して遊ぶようにしましょう。

また、強く噛まれたからといって大声で叱る必要はありません。遊びを一度中断し、「噛むと遊びが終わる」ということを少しずつ学ばせることが大切です。
成長とともに自然と落ち着いてくる子も多いため、焦らず根気よく教えてあげましょう。

5. ワクチンが終わるまでは感染症に注意

子犬は免疫力がまだ十分ではないため、混合ワクチンの接種が完了するまでは感染症に注意が必要です。特に、不特定多数の犬が利用する公園やドッグランなどは、感染症のリスクが高まる場合があります。お散歩デビューの時期については、自己判断せず、かかりつけの獣医師の指示に従うようにしましょう。

6. 社会化期を大切にしましょう

子犬には、生後3週齢頃から14週齢頃まで「社会化期」と呼ばれる大切な時期があります。この時期に人や犬、さまざまな音や物、環境に慣れておくことで成犬になってからも落ち着いて生活しやすくなります。ワクチン接種が完了していない間は地面を歩かせることは難しい場合もありますが、抱っこでお散歩をしたり、自宅に友人や家族を招いたりするだけでも良い経験になります。無理をさせる必要はありませんが、子犬が「怖くない」「楽しい」と感じられる経験を少しずつ積み重ねていきましょう。

社会化は短期間で終わるものではなく、成長後も続けていくことが大切です。子犬のペースに合わせながら、さまざまな経験を通して自信を育ててあげましょう。

7. 食糞は珍しいことではありません

子犬が自分のうんちを食べてしまう「食糞」は、多くの飼い主さんが一度は経験するお悩みです。しかし、パピー期には決して珍しい行動ではなく、好奇心や遊びの延長、空腹などが原因で見られることがあります。食糞を見つけると驚いてしまいますが、大きな声で叱る必要はありません。飼い主さんが慌てて反応すると、「うんちをすると注目してもらえる」と学習してしまう場合もあります。排泄したらできるだけ早く片付けることが、食糞の予防につながります。それでも繰り返す場合は、食事量や生活環境、ストレスなどが影響していることもあるため、原因を一つずつ見直してみましょう。

なお、成長とともに自然に見られなくなる子も少なくありません。長く続く場合や体調に気になる様子がある場合は、かかりつけの動物病院へ相談すると安心です。

8. 誤飲には十分注意しましょう

子犬は何にでも興味を持ち、気になったものを口に入れて確かめようとします。そのため、誤飲は子犬の時期に特に起こりやすい事故のひとつです。床に落ちている小物、ティッシュ、靴下、おもちゃの破片などは、飲み込んでしまう危険があります。飲み込んだものによっては腸閉塞を起こし、手術が必要になるケースもあるため注意が必要です。誤飲を防ぐためには、「ダメ」と教えること以上に、子犬が危険なものに触れられない環境を作ることが大切です。床には物を置かない、届く場所に置きっぱなしにしないなど、子犬目線で部屋の中を見直してみましょう。

万が一、誤飲した可能性がある場合は、無理に吐かせようとせず、できるだけ早く動物病院へ相談してください。早めの対応が、子犬の命を守ることにつながります。

9. 適度に遊んでしっかり寝かせる

子犬は元気いっぱいに遊びますが、実は成長のためにたくさん眠ることも大切です。月齢にもよりますが、子犬は1日の大半を睡眠に充てることも珍しくありません。遊ぶ時間が長すぎたり刺激を受け続けたりすると、興奮して落ち着けなくなることがあります。遊んだ後は静かに休める環境を整え、十分な睡眠を取れるようにしてあげましょう。
また、「もっと遊びたい!」と元気に見えても、疲れていることがあります。遊びと休憩のメリハリをつけることで、心と体の健やかな成長につながります。子犬の様子をよく観察しながら、その日の体調や月齢に合わせて遊ぶ時間を調整してあげることが大切です。

10. 困った時は一人で悩まない

子犬との暮らしは楽しいことがたくさんある一方で、「これで合っているのかな?」「うちの子だけ?」と不安になることも少なくありません。食事やトイレ、甘噛みなどの悩みは、多くの飼い主さんが一度は経験するものです。一人で抱え込まず、かかりつけの動物病院やドッグトレーナー、ペットシッターなどに相談することで、解決の糸口が見つかることもあります。特に、食欲がない、元気がない、下痢や嘔吐が続くなど、体調に異変が見られる場合は、自己判断せず早めに動物病院を受診しましょう。

子犬との生活は、少しずつお互いに学びながら築いていくものです。困った時は周りの力を借りながら、焦らず愛犬との毎日を楽しんでください。

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まとめ

子犬との生活は、毎日が新しい発見の連続です。最初は戸惑うこともありますが、焦らず少しずつ成長を見守ることが何より大切です。今回紹介した10のポイントを意識することで、子犬も飼い主さんも安心して新生活をスタートできます。

わからないことがあれば、一人で悩まず専門家へ相談しながら、楽しい毎日を過ごしてください。

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