ここ二ヶ月程、事情があり、愛犬を連れて実家に帰省していたのですが、ある朝、愛犬の右目の瞼の上に小さくて黒いイボのようなできものを見つけました。
愛犬は特に気にする様子はありませんでしたが、念のため、病院に連れて行くことにしました。
◆症状
右目の瞼の上に黒いイボのようなできもの
大きさ直径0.2cm
◆診断
犬に頻繁にみられる腫瘍で、瞼の皮脂腺であるマイボーム腺から発生する「マイボーム腺腫」とのことでした。基本的には良性で、切除手術をすれば完治するそうですが、万が一に備えて病理組織検査を勧められました。場合によっては放置することも可能とのことでしたが、先生の勧めもあり、今後のことも考えたうえで手術することに決めました。
◆手術〜術後の様子
全身麻酔にて切除手術をし、一泊入院。
一週間後の抜糸まで、エリザベスカラーを着用していました。慣れないせいか、いろんな場所にぶつかりながら歩いたり、痒いところが上手く掻けなかったり・・・。大変だったけれど、よく頑張ってくれました!
術後の数日間、愛犬の声が枯れてしまい、寝ている時もガーガーといびきをかいていました。
その様子を動画に撮り、先生に見ていただいたところ、全身麻酔の際に気管にチューブを挿入したため気管が炎症を起こしてしまっている可能性があるとのことでした。炎症を抑える飲み薬をもらい、すっかり良くなりました。
抜糸後は、腫瘍が小さかったこともあり、以前と変わらない綺麗な状態に戻り、安心しました。
◆病理検査結果
病院からお電話で「良性」との連絡があり、完全切除により完治しました。
実は、今回が愛犬にとって初めての大きい病気で、私自身、病理検査の結果が出るまでは気が気ではありませんでした。
もし、忙しい毎日のなかで気づいてあげることができていなかったら?
もし、悪性の腫瘍だったら?
そんなことを考えながらも、毎日、愛犬と十分なスキンシップを取り、顔や身体のほんの小さな変化にも気づいてあげることの大切さを改めて感じました。
愛犬と愛しい毎日を送ることができるように、これからも一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。