乾燥と猫

最近、春が近づいてきた感じがしますが
まだまだ寒くて乾燥した日が続いていますね。

我が家の猫が風邪をひきました。
猫かぜも人間と同様に乾燥による
免疫低下で引き起こされることがあります。
(飼い主の至らぬ管理でゴメンね、、、)

日本のイエ猫にとって冬場に一番過ごしやすい
湿度やエアコンの設定温度を検証しました。
(種類や出生地によって得意不得意があるので
 ご自宅の猫の品種に応じて微調整してください)

猫が喜ぶエアコン温度設定(冬)

冬は飼い主さんが外出などしている場合は
最低20度と低めで問題ないです。
ただし、猫ちゃんが寒いと思った時に
暖まれる場所を用意してあげてください!
もこもこハウスを日向に置いたり、
寝室に入っていいお家であれば
飼い主さんのベッドで暖を取れます。

ただし、寒さの厳しい地域などでは
もう少し暖かい温度設定の方が安心ですね。

猫に優しい湿度(冬)

冬場の猫ちゃんに適しているのは50%〜65%です!

一般的に猫の好む湿度は40%〜60%です。
ただし、冬場の空気が底冷えし乾燥している時期は
少し高めを理想値としてください。

これはウイルス対策的な意味もあるのですが
やはり体感温度とお鼻の乾燥度合いです。
鼻は特に、猫でも人でもカサカサになりますから
湿度が60%あっても猫の鼻がカサカサな日が続くようであれば
加湿器の設定を少し上げてください。

猫に限らず犬やハムスター、うさぎ、人間など
生き物の病気には3つのバランスがあります。

  1. 宿主要因
    生まれ持った免疫力や、年齢、ストレスなどなど
  2. 病因要因
    細菌やウイルス、放射線など
  3. 環境要因
    気温や湿度、その地域の生息害虫、空気や水の状況など

ざっと軽く例示を書いてみましたが
この3つの要因のバランスで
病気と健康の間を行ったり来たりしています。
(気になる方は「ホメオスタシス」とかで検索を)

私たち飼い主はペットの特性(宿主要因)をきちんと理解し
リスク(病因要因)を排除しつつ
環境(環境要因)を最適に保ってあげることが
ペットを飼うときの義務です。

かわいいうちの子が長く元気でいられるよう
がんばります!

松山 光里愛玩動物飼養管理士2級

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保護猫団体からご縁をいただき4年。
我が家の甘えん坊お姫様のご機嫌取りに奔走する日々です。

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