連日ニュースを賑わせている新型コロナウイルス。
私たちとしては、我が家の猫ちゃんに移るのか否か気になるところです。
今回は動物(特に猫)とコロナウイルスの関係と予防策を解説します!
コロナウイルスとは
実はコロナウイルスは多くの動物が固有のものを持っており、伝染もします。
学説や論文ではヒトだけではなく、犬、猫、フェレットといったペットから
牛豚、ニワトリ、ウマなど人間が口にする家畜、
更にはスズメやシロイルカ、コウモリ、ラクダなどの保菌が確認されています。
人間で言うと今回のCOVID19(以下、新コロナ)や
その起源となるSARSが悪名高いですが、
コロナウイルス自体は昔から共存し
軽い風邪を引き起こすなど、実は身近なウイルスです。
猫固有のコロナウイルスと新コロナ
80%の猫は腸に固有のコロナウイルスを持っています。
保菌しているからといって免疫があるわけではないようで、
このウイルスが腸以外に広がると
致死率の非常に高い猫伝染腹膜炎(FIP)と言う病気になります。
今回の新コロナが猫固有のコロナウイルスを刺激した例は
現時点では確認されていません。
ですが、新コロナの感染者のペットの
猫や犬への感染事例は報告されています。
そのうち犬は死んでしまった事例もあります。
とはいえ、まだ明確な症状が出るかどうかも
研究論文が無く明言できない状況です。
うつると思って行動しましょう
まだまだ出てきたばかりの新コロナ
過剰に心配する必要はないですが、
猫への感染事例があるので油断はしないでください。
どの様に対策をしていくべきか、解説します。
猫への感染予防-日常編-
残念ながら基本的なことしかできません。
飼い主が感染しないことで猫を守れると思って行動してください。
室内飼いの徹底
猫を飼う時の基本ですが、室内飼いを徹底して下さい。
外には鼻をかんだちり紙や
誰がつけていたかわからないマスクがたくさん落ちています。
不特定多数の人が遊んだ砂場や、
懐っこい猫ちゃんだと撫でられることもあるでしょう。
そういった多くのリスクとの接触数を減らすことが第一歩です。
手洗いうがい
帰宅後に”すぐ”意識して行いましょう。
帰ってきて猫ちゃんをひとなでしたい気持ちは分かりますが、
撫でてから手を洗うのでは意味がありません。
加湿をする
1日中家にいる猫ちゃんですから、
室内で新コロナが活発にならない環境をキープしましょう。
一般に呼吸器系のウイルスは乾燥している環境で安定します。
専門家の見解では新コロナもこれに当てはまる可能性が高いそうですので、
加湿器をつけておくといいでしょう。
猫への感染予防-厳重編-
一番いいのは飼い主が「密」を避け、どうしても必要な時を除き外に出ない事ですが、
働いている現役世代ではなかなか難しいです。
仕事があり毎日電車に乗る実家暮らしの方では、
高齢のお母様と猫にうつしてはいけないと、
マンスリーマンションを借りて一時的にひとり暮らしをしている人もいます。
ご自身が新コロナに感染しやすい環境でお仕事をしていると感じる方は
猫ちゃんを守るために距離を置く事も選択肢に入れてください。
まとめ
新型コロナウイルスは猫に対してどころか
人に対してもまだ明確に分かりきっていないものです。
自分が感染しない事で、猫ちゃんの感染リスクをなくすことができます。
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