猫の寒さ対策。暖房はいつから?何度に設定する?

寒い季節になってきました。
猫たちの防寒対策で良く聞かれるのがこの3つ。
「気温が何度以下になったら暖房をつけるのか」
「暖房の設定温度」
「暖房機器は何がいい」

それぞれの猫の個性や地域の気候、家のつくりによって
大きく対応が変わる部分なだけに悩みますよね。

今回はそんな暖房について解説します。

暖房は外気何度から??

ポイントは15度と18度です。

15度を下回ったら対策は必須です。
エアコンやストーブで部屋を暖めてください。
エアコンの設定温度は人がいるときは22~23度。
お仕事時など、お留守番の時には20度が目安となります。
ストーブは人間が暖かいと感じる温度でOKですが、部屋全体を暖めてしますのはNGです。
猫が自分で移動して調整できるようにしてあげてください。

18度程度の場合は、家の造りや地域、猫のタイプで見極めが必要です。
木造家屋や窓が多い家は外気の影響を受けやすいため早めに暖房を。
また、晴れの日が少ない地域や猫が寒がりな場合も早めの暖房をしてあげてください。
このくらいの気温の時期は日中は20度を超える、なんてことも多いので
お留守番時のエアコンは無くても良いでしょう。

暖房機器は何がいいの?

おすすめNo.1 床暖房
暖気は上に上に移動していくため、体の位置が低い猫は人間よりも寒さを感じます。
下から温める&乾燥しにくい床暖房は最適といえます。
設備のあるお家は積極的に使用してください。

おすすめNo.2 エアコン
安全面と部屋全体が一定の温度になる為、猫には寒暖差がなく快適な環境になります。
ただし、28度などの高温設定と乾燥には注意が必要。
20度~25度の設定+加湿器で対策しましょう。
湿度が上がると体感温度も上がるので、加湿器は役立ちます。

おすすめNo3 ストーブ・ヒーター
単体での使用は難しいので、寒さが厳しくなってくる真冬に床暖房やエアコンと併用しましょう。
ストーブやヒーターは、猫が居場所を変えながら自分で快適な温度を保つことができるのでとても良いです。
ペット用のものがベストですが、通常のものを使用する際には、ペット柵などで囲う必要があります。
触ってしまう可能性ももちろんですが、低温やけどや毛先が焦げてしまった、最悪の場合には倒して火事といった事故の可能性があります。
猫が直接触れないよう、万全の対策を取りましょう。
もちろん、留守中には使えないのでエアコンとの併用かタイマー付きのペット用ヒーターを用意しましょう。

他にも湯たんぽなどは危険が少なく、長時間温まるのでお勧めです。
ブラッシングをして毛の間に空気が入りやすくしてあげることで
猫の体感温度を上げることができるので
いつもより入念に毛皮ケアもしてあげてください。

季節の変わり目は人間も猫も風邪をひきやすいです。
きちんとした温度管理で自身と猫を守りましょう。