猫がうつ病になった時の対処法

最近お家猫が、いつもと違う行動をするようになったと感じたら、
それは、愛猫のうつ病サインかも知れません。
猫も人間と同じように心と体のバランスを崩しうつ病になります。
そしてそれが原因で、問題行動を起こすようになります。

そこで今回は、猫がうつ病になった時の状態や対処法をご紹介します。

うつ病が疑われる行動ポイント

●うつ病が疑われる具体的な行動
・元気がない、無気力、遊ばない
・いつも寝ている
・食欲がない、おやつに興味をしめさない
・過度なグルーミングをする
・全くグルーミングをしない
・暗い場所でじっとしている
・暴力的になる
・粗相をする
・睡眠不足

うつ病傾向になると、いつもは元気にお家を走り回っていたのに、
ある日突然、物に無関心を示さなくなり、食欲が無くなくなります。
毎日体をきれいにしていたグルーミングをしなくなり、
逆にし過ぎて、毛が抜けてしまうなど、外見の変化が見られるでしょう。
また普段は専用トイレにしていたのに、トイレ以外で排泄したり、
壁やカーテンにしてしまうスプレー行為が増えます。
そして人の目がつきにくい場所や暗い場所に隠れてしまい、
引きこもり傾向が出てきてます。
これは大人しく寝ているようで、実は緊張や不安の心の問題を抱えているのです。
ただしシニア猫であればよくみられる行動なので、うつ病と判断しずらいといえるでしょう。
ほかにも、噛み付く、引っ掻く、徘徊する、
呼んでも反応しないなど日常生活で困った行動が増えていきます。

うつ病の原因と改善方法

●うつ病の原因
・多くの猫と暮らしている
・トイレが汚い
・暮らしている環境が悪い

猫は単独行動を好み、清潔な環境を望みます。
しかし飼い主さんの都合で、多くの猫がいる環境に置かれると、
ほかの猫と喧嘩をするなど日々の生活でストレスを感じるでしょう。
トイレやご飯皿がきちんと振り分けていなかったりするだけで、
猫にとってはかなりのストレスとなります。

また、猫にとってトイレが清潔であることはかなり重要です。
他の猫と一緒のトイレだったり、
排泄物がそのままなど、不潔な環境を嫌います。

問題行動から始まっていくうつ病の初期は分かりづらく、
気がつかないまま進行し、下痢や嘔吐、
終いには感染症や腎臓系などの病気へと発展してしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
うつの原因とされるものは、精神的なストレスや脳機能の低下などさまざまです。
最初のポイントは、問題行動に気づき、
飼い主さんが早めの対処を行ってあげることです。
それでも改善が見られない場合は、獣医さんへ相談してみてください。